4.法人WebイコールCIだ! 〜その2〜


 
《解かり易いがCIの基本》
 
 自分なりの意見は箇条書きしたし、パートナーも見つかった。さて、このコンセプトをどう表現すればいいのだろう?さあ、これからが、胆の部分です。例え話では中々説明し難いので一つ実例を匿名でお話しすることにしましょう。
 
 東北のある鶏卵会社の例です。私の知人でもあるここの社長は何代目かに就任された言わば初代社長ではないのです。普通このような場合、元々居た社員が、そして以前からの会社スタイルがある以上、いかに社長といえどもなかなかそれを変えてしまうのは難しいものです。しかし、この社長には夢が有ったのです。それも今までにその業界(鶏卵)に無かった卵と作るという夢が。
 社員に会社を、いや自分達の商品に誇りを持って欲しい、そして自信を持ってお客様に営業するにはどうしたら良いか。業界の常識が変わるような、エンドユーザの卵に対する認識が180度変わるような素晴らしい商品を作ろうじゃないか!しかし、一口に新しい商品と言っても自分一人ではどうにもなるものではありません。
 社長が最初にしたのは鶏の餌・水等の環境を変えること。(企業秘密のため詳しくは書けませんが。)次にその餌や水を与えて育てた鶏の糞(その“良い”といわれる成分が含まれている)を社員の田んぼや畑(社員の人達は殆ど農家出身だったのです。)に肥料として使ってもらって、その良さを充分に理解してもらうことを優先したのです。
 その田んぼや畑の良い結果が出る頃には、新しい卵もその能力を最高値まで発揮し、どこに出しても誇れるオリジナルな商品として完成したのです。毎日食べると元気になる、アトピーの人にも食べられる、といって余計な栄養分の入っていないピュアーな食品として。
 身を持ってその良さを体感した社員達は社長への信頼と商品への自信、更には自分の会社そのものの意義を同時に再確認したのです。むしろ社員達の方が率先として我が社のコンセプトを営業トークとして使っているのです。
 自信を持って食べて頂ける商品を社長以下一丸となって作り上げたその会社に、改めてCIのなんたるかなんて説明はいらないですよね。
 商品がその会社のCIを自然に物語ってくれるなんて夢の様な話ではありませんか。

 何も卵の話をしたかったわけではありません。CIコンセプトを改めて作るなんて順序が違うと言いたかったのです。
 会社である以上、例外無く何か売り物があるはずです。物でなくともその思想は日々の営業活動の中に息づいているはずです。もう一度、社内を見渡せば我が社のCIなんて以外と簡単に言葉にできるかもしれませんよ。


※尚、この会社のホームページは近日公開される予定です。
 Web研協力会社『ティ・ワイ・ディ』により制作・運営管理をさせて頂くことになりました。



●CIを解かりやすくまとめるために

  ・我が社は何のため(何を目的とした)の会社なのか?
  ・我が社は何を売っている会社なのか?
  ・外からはどんな会社に思われているか?
  ・スタッフはそのイメージに満足しているか?
  ・最後に代表者はそのイメージに満足しているか?

 以上のようなことを社内外を通じて取材してみるのも、まとめの近道ではないでしょうか。