
間違いだらけの企業ホームページ制作
Part2【企画編】
正しいコンテンツプランニングのために
Lesson 2:情報だってイロイロあるんだ。
さてさてこのレッスンでは、世界に向けて発信するらしい(爆)『情報』っていうやつの正体について考えてみましょう。
もちろんここでいう「情報」とは、ホームページに掲載されている内容(=コンテンツ)のことを指すわけですが、実はこの『情報』っていうやつはいくつかのタイプに分けて考えないと、とんでもないことになってしまうのです。ではいったいどんなタイプに分けて考えればいいのでしょうか・・・?
多少強引ですが実際に分類してみましょう
【注】本文は「ページ制作者がページに掲載することで発信する」情報だけに絞った考察です。
情報のタイプ
■辞書的情報■ モ「調べもの」など検索的に利用される情報
- スバリ!辞書や時刻表、電話帳をイメージしてください。あ、それからチケット予約なんかの「調べもの&手配もの」もこのカテゴリーの変化系として位置づけられるかも。
- サーチエンジンもこれ。でもリンク集は意味が若干ちがいます(だって編者の推薦コメントなんかが入る場合だってあるし)
- リピートアクセスは期待できます。もちろんブックマークしてもらえます。ただし必要性が生じた時にしかアクセスが発生しませんし、アクセス箇所も必要な部分のみですが。(=不定期アクセス、部分アクセス)
- なんといっても掲載情報の充実(網羅度)がポイントです!
- 情報の充実、精度維持のためにもメンテナンス(更新)は必要ですが、更新された情報があることと受信動機付けはほとんど無関係
- ランダムアクセス(ピンポイント利用)に対応した調べやすいINDEXページ構造が必要
■教科書的情報■ モ「ためになる」学習的な目的で利用される情報
- 内容に追加や大きな更新がないかぎりは、初回にアクセスして一通り見れば、基本的にはリピートアクセスしない、つまり一回お勉強すればいいもの。ハウツー本などはこのイメージ。(残念ながらリピーターのアクセスはあまり期待できません。)
- ランダムアクセスではなく、ページ順を追ったアクセスが一般的かな。
- そういえば!まさにWebアカデミーもこのタイプです。
- 内容の更新は「ノウハウ」が正しくなくなってきたときなどにやればいいのですが、「ノウハウの追加」はリピーターを獲得するための大きな動機付けになります。こまめに追加していると、ちゃんとブックマーク付けて時々覗きにくるリピーターを獲得できます。
- そういう意味ではいきなり全ノウハウを公開するのではなく、情報を小出しにしてリピートアクセスを稼ぐのがいいかもしれません。
- それから会社案内/営業案内などの、あまり「ためにならない」情報も、『1回見ればいいや』ノリでリピートアクセスが期待できない点ではこのタイプと言えます。
■雑誌的情報■ モ「鮮度が命!」の習慣利用/継続利用される情報
- 定期的に更新するかわりに、定期的なリピートアクセスが期待できます。リピーター、特に定期的なリピーターや一種のファンを醸成していくためにはこのタイプのコンテンツが最も強力な武器となります。
- 『いかにしてアクセスを習慣化させることができるか?』が最大の課題。
- 情報更新サイクルにより、日刊なら新聞、週刊なら週刊誌やテレビやラジオなどの番組、月刊なら月刊誌をイメージしてください。
- ページ中で、どこが新規情報なのかを、ハッキリと区別もしくは明示しなければいけません。
- 情報鮮度がポイント。出来るかぎり短いサイクルで定期的な更新を行なうことが望ましいが、それが無理な場合でも「次回更新予定日」の表示ぐらいはサイテー必要です。
- 基本的には情報は「使い捨て」られていきますが、ホームページの場合は、過去の情報をバックナンバーとしてデータベース化できるので、バックナンバーを『辞書的情報』として再利用できます。
- 「今日の○○」とか「今週の○○」「今月の○○」というのはみんなこれ
いかがですか?
単に発信する(?)だけの情報にもこのようにいろいろなタイプがあるのです。(もっとまじめに考えれば、また違ったタイプがあるとは思いますが)
さらには、例えばその場で楽しむだけのゲームや懸賞クイズなどのアクセス者が参加するタイプのコンテンツや、アクセス者からの逆情報により生成されるコンテンツなど、上記以外にもたくさんのコンテンツがホームページには存在しえるのです。もちろん1つのホームページの中に、これら様々なタイプの情報がいろんな「コーナー」みたいな形で混在することも日常茶飯事と言えます。
なぜここで情報をタイプ別に分類したのか? もうお解かりですね。そうです、ホームページ展開における最大課題である『リピートアクセス獲得』の要因を考えるためには、このタイプ分けによるコンテンツ内容の整理は必須作業となるからです。
ぜひ貴方のページのコンテンツを上記のタイプに分類してみてください。そうすることで今まで漠然としていたことがクリアになってくるかもしれませんよ。
(May 28, 1997)

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