
何のためのホームページか
マーケティングコミュニケーション活動としての企業ホームページの存在意義を考える
はじめに
〜なぜホームページをつくるのか?〜
最近「ホームページをつくりたいんだけど・・・」という言葉をよく耳に挟みます。もちろん筆者はコンテンツプロバイダーの一員ですから、"ホームページの制作依頼=売上げ"となるので、営業的には大歓迎です!
でもしばしお待ちください。
「ホームページをつくりたい・・」と言う方と実際に話してみると、「でも何を作ればいいのかわからない・・」と続くことが往々にしてあります。
嘘のような話だと思われるかもしれませんが、でも程度の違いこそあれ、本当にこういったケースが多いのです。もちろん「そうそう、うちもそうなんだ」と同調される方もかなりいるはずです。
では、上記の発言をわかりやすく翻訳してみましょう。するとこうなります。
「当社では店を出店したいのだけど、どんな商売をやったらいいのかわからない」
こうやって一般的な事象に置き換えてみると、そういった方が抱えている悩みは、少しずれていることがお分かりになると思います。
つまり、店を作るのは何かの商売をするためにつくるのであって、店を作ること自体が目的とはならないはずです。
もっと分かりやすい例だと、ホームページを制作することを「電話を掛ける」という行為に置き換えてみれば一目瞭然です。そうです!「電話を掛ける」という行為自体を目的として「電話を掛ける」人は、初めて電話に興味を抱いた幼い子供を除けばほとんどいない筈です。
もちろん目的は様々ですが、一般的な場合は「電話を掛ける」目的は「誰かと何らかの話をすること」になります。そしてそのための手段として「電話を掛ける」という行為が存在する訳です。
そして全く同じことがホームページにもあてはまります。
ところが、なぜかホームページ制作に関しては、ホームページをつくること自体を目的としてしまっている場合が実に多いのです。
多分に、現在のホームページ制作ブームのなせるわざかもしれません。
もしかしたら、ホームページを「低コストで簡単につくれるみたいだから、とりあえず当社でも作ろうか」的なノリで、言わば「あってもなくても特に大差ないオマケ」みたいに考えているからこもしれません。 えっ、違いますか? それは失礼いたしました。
では質問をひとつ。
「なぜホームページが必要なのですか?」
それでは第一章に
